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年末年始の行事食

健康推進課の栄養士です。

早いもので今年も残すところわずかとなりました。

一年の節目を迎えるこの時期は特に古くから伝わる食文化にふれる機会や、親戚など久しぶりに会う人たちと食事をしたりする機会も増えることと思います。

日本には季節の伝統行事に関わる食べ物が数多くありますが、これらにはその季節を乗り越えるための先人の知恵と工夫が備わっています。

 

【冬至】
かぼちゃ(南瓜:なんきん)を食べてゆず湯に入るという風習が古くからあります。

①かぼちゃ

「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」ということわざにあるように、かぼちゃはカロテンやビタミンC、ビタミンEなどの栄養素、食物繊維やミネラルが豊富で、体の粘膜や皮膚の抵抗力を強くする働きがあります。

 ②ゆず湯

【年越しそば】
大晦日に食べる年越しそばは、その年のしめくくりとなる食の風物詩です。この風習は江戸時代中期から始まったとされています。その由来は諸説ありますが、そばの細く長い形状から長寿や身長が長く伸びる事を願う、切れやすいことから一年間の災いを断ち切る思いがこめられている、などです。

近年、そばが健康食やダイエット食として注目されている理由として「ルチン」という成分が挙げられます。ルチンは毛細血管のきめを細かくし、血流・血圧改善から脳血管障害など生活習慣病の予防に効果があると言われています。

③年越しそば

【おせち・お雑煮】
おせち料理は年神様に供える供物料理であると共に、家族の繁栄を願う縁起物の家庭料理でもあります。

お雑煮は「雑煮餅」ともいい、年神様に供えた餅を神棚から下ろし、野菜や鶏肉などとで煮込んで作った料理です。丸餅か角餅か、焼くか焼かないか、味噌の種類・・・など、地域によって本当に様々な特色があります。

⑤雑煮

おせちはお正月に火を使う事をできるだけ避けるという物忌み、女性が家事をしなくて良いようにという意味を含め、保存が効く濃い味付けのものも多いですので、食べ過ぎに気をつけましょう。

④おせち

【七草がゆ】
7日の朝に「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の七草が入ったおかゆを食べると、その年一年病気をしないといわれています。また、年末年始にごちそうを食べて疲れた胃腸を休めるという意味もあるそうです。

⑥七草

【鏡開き】
正月にお供えした鏡もちを下げ,お汁粉やお雑煮に入れて食べ、一家の円満を願う行事です。一般的には11日に行います。

武家の風習であったため、もちを刃物で切るのは切腹を連想させて縁起が悪いので,手や木づちでわるというしきたりがあります。

近年、洋風の料理が好まれる傾向がありますが、年越しそばやおせち料理・お雑煮など、日本に伝わる行事食は時代が変わっても次の世代を担う子ども達にぜひ伝えていきたいですね。

 家族や友人など、一緒に食卓を囲んで、楽しい年末年始の時間を過ごしましょう。

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